<Googleデータポータル>小数点を丸め込む、四捨五入する方法 ROUND関数(旧 データスタジオ)
Googleデータポータルで小数点を丸め込みたい
Googleデータポータルを使ってグラフの作成などをしていると、余計な小数点が入っているせいで数値が見づらいと感じたことはありませんか。表グラフであれば、スタイルの指標の数値粒度を変更することで小数点を丸め込むことはできますが、あまり汎用的な機能ではないため私はほぼ使用しません。表以外のグラフでは使用できなかったり、データの指標を入れ替えると数値粒度の設定がずれてしまったり、といった欠点があるためです。今回はROUND関数を使用して、小数点を丸め込む方法、四捨五入する方法をご紹介します。
新規フィールドを作成する方法
対象のグラフでのみ使用する新規フィールド
データをまとめるなど、本来のデータには存在しない項目は新規フィールドを用いて作成します。対象のグラフにのみ新規フィールドを追加する場合は、下図の赤枠のディメンションを追加→フィールドを作成→新規フィールド画面から、任意の名前と計算式を入力します。対象のグラフでのみ使用できる新規フィールドのため、汎用性は低いです。
レポート内で自由に使用できる新規フィールド
レポート内で自由に使用できる新規フィールドを追加する場合は、下図の赤枠のフィールドを追加→新規フィールド画面から、任意の名前と計算式を入力します。別の方法では、上部メニューの「リソース」から追加済みのデータソースの管理→(対象のデータソースの)編集→フィールド追加でも同様に新規フィールドを作成可能です。
小数点を丸め込む、四捨五入する方法 ROUND関数
ROUND関数の構文について
ROUND(データ, 小数点以下の桁数)
データ:四捨五入したいデータを指定します
小数点以下の桁数:小数点以下の桁数を指定します
小数点が不要な場合は0(整数で表示したい場合)
ROUND(ページの価値,0)
※ページの価値が543.21の場合、543が出力される
小数点第一位まで必要な場合は1
ROUND(ページの価値,1)
※ページの価値が543.21の場合、543.2が出力される
※2、3、・・・と必要な位までの数値指定も可能
整数の1の位が不要な場合は-1
ROUND(ページの価値,-1)
※ページの価値が543.21の場合、540が出力される
※-2、-3、・・・と必要な位までの数値指定も可能
▼詳しくはこちら、ROUND(データポータル公式ヘルプ)▼
まとめ
小数点を丸め込んで表示したい場合は、ROUND関数を使用しましょう。Googleデータポータルを使用すれば、税抜金額も関数内で計算できるため非常に重宝しているのですが、税抜金額は小数点が入ってくることが多いため、小数点だらけになって見づらくなることが多くありました。ROUND関数を使用すれば整数表示することができるため、すっきり見やすく数値の把握や分析が効率的に行えるので非常に助かります。みなさんもぜひ使用してみてください。
以上、「<Googleデータポータル>小数点を丸め込む、四捨五入する方法 ROUND関数(旧 データスタジオ)」でした。