準備(サクラエディタのインストール)
今回紹介する手順では、サクラエディタを使用しますので、下記手順に沿って事前にインストールをお願いします。インストールは非常に簡単なのでご安心を。
サクラエディタのインストール(ダウンロード)手順とサクラエディタでできること
サクラエディタでGrep(グレップ)検索・置換
それでは、サクラエディタを使用したGrep検索・置換の手順を以下に記載します。なお、Grep置換はsakura:2.2.0.0以降のバージョンでしか使用できないようです。お使いのサクラエディタでGrep置換を使用できない場合は、バージョンアップを事前に行ってください。
★サクラエディタを使用したGrep検索・置換の削除手順
1.Grep検索の場合、検索タブのGrep(または、CTRL+G)を選択する。
Grep置換の場合、検索タブのGrep置換を選択する。(sakura:2.2.0.0以降のみ)
2.必要条件を入力し検索・置換する(今回は置換を例にして進めます)
置換前:検索したい文字列(正規表現使用可能)
置換後:置換したい文字列
ファイル:初期設定の「*.*」は全ファイルを意味する。
ファイル名、拡張子に限らすすべてを対象にする。
例えば、テキストを指定したい場合は、「*.txt」とする。
フォルダ:検索したいフォルダ。範囲が広すぎると時間がかかる。
フォルダパスを直接入力するか、
右側の…をクリックするとフォルダ選択可能。
サブフォルダからも検索する:指定フォルダ以下の階層を対象とするか。
正規表現:正規表現を使用するか否か。
バックアップ作成:置換前のファイル情報を残すか否か。
そのほか:必要に応じて設定。不明な個所は初期状態のままでOK
例)テストをtestに置換。ファイルの指定なし。
置換した箇所の一覧を表示し、置換完了。
条件通り、テスト→testに置換。
バックアップ作成にチェックを入れているため、バックアップファイル作成。
いまさらながら、Grep(グレップ)検索とは?
簡単に言うとタイトルの通りですが、複数ファイルの文字列の検索ができる機能です。詳しく知りたい方は下記の引用文をお読みください。
「grep」は、Unixなどのオペレーティングシステム(OS)のコマンドで、「全体から (Global)正規表現 (Regular Expression) に一致する行を表示(Print)する」というその名の由来のとおり、文字列を複数ファイルから検索します。
広範囲かつ大量のファイルを扱う今日、「grep」は多くのテキストエディタに搭載されるようになりました。
OSのコマンド「grep」は検索結果をコンソール上に出力するため、結果リストからファイルを開くことはできませんでしたが、テキストエディタの「grep」=「グローバル検索」機能は結果リストをテキストエディタ上に出力するため、結果リストからファイルを開き検索文字の位置にジャンプすることができます。また、ファイルを開かずにファイルの中の文字列を検索できるので、文字列の検索だけでなく、その文字列を含むファイルの検索にも利用されています。
引用:テキストエディタのgrep機能-テキストエディタ MIFESシリーズ-メガソフト
最後に
以上の手順でGrep検索・置換できると思いますので、いろいろと遊んでみてください。なお、正規表現についてもう少し勉強したいという方は、下記サイトを参考にしてください。
以上、 「【サクラエディタ】Grep検索・置換、複数ファイルの文字列の検索・置換」でした。